AlphaDriveは、自社で何をつくった?
AlphaDriveは、もともと企業や自治体の新規事業づくりを支援してきた会社です。260社で、23,800件を超える新規事業のアイデアに伴走してきました。
2026年5月11日、AlphaDriveは事業の領域を「新規事業」から「収益進化」へ広げ、AIで売上をつくる新しい事業領域「AX for Revenue」を始めました。その際、見込み顧客を集める仕組み、コンテンツをつくって配信する仕組み、企業の収益進化の診断、ホワイトペーパー、読者向けの実践キット、事業サイト、そして書籍『AI収益進化論』の出版までを、準備を始めてから1週間で稼働させています。
同社は、AIを使い分けて組み合わせる力と、使える形まで一気につくって世に出す力を、顧客に提供する前に、まず自社の事業運営で実践してきたと説明しています。人に勧める方法を、自分たちで先に試すという順番です。ホワイトペーパー『AXアーキテクトの実装論』にも、AlphaDriveは自社で大量のソフトウェア開発や文章の生成、コンテンツの制作を、AIを使って日常的に行っていると書かれています。
地域のメンバーは、どう使っている?
AlphaDrive REGIONで地域の企業や自治体を支えるメンバーの多くは、エンジニアではありません。事業開発や人材育成、自治体との協働を担ってきた立場から、生成AIを仕事に取り入れてきました。
高知県を拠点とするメンバーは、自ら旅館を営んでいます。旅館の立ち上げと運営でAIを活用して動いた経験をもとに、地域の事業者のAI活用を支援しています。静岡県磐田市では、市職員への伴走の一環として、磐田市版のClaudeの活用ガイドをつくっています。
このサイトも、エンジニアではないメンバーが生成AIを使って制作し、記事の追加や修正を続けています。
AlphaDriveでは、エンジニアではないメンバーが生成AIを使いこなし、自ら収益進化を実現しています。地域のメンバーが支援の場で勧めるのは、自分たちが実際に試してきたやり方です。
非エンジニアに、何ができて、何が難しい?
エンジニアでなくても、AIを使えば多くのものをつくれます。Webページや紹介資料、業務で使う小さなアプリ、画像や動画、試作のサービス。日本語で指示を出し、出てきたものを確かめて直す往復で、使える形まで仕上げられます。
一方で、難しいこともあります。『AI収益進化論』は、つくる費用が大きく下がったといっても、それは平均の話であり、企業の基幹システムや、金融・医療のように高い信頼性が求められる仕組みには、今も専門家による設計と運用が欠かせないとしています。個人情報や決済を扱う仕組み、多くの人が長く使い続ける仕組みは、専門家と組んで進めるのが安全です。AlphaDriveのグループにも、Webサービスやアプリケーションの開発を支援する体制があります。
もう一つの難しさは、技術よりも根気にあります。ホワイトペーパー『AXアーキテクトの実装論』は、AIでつくることは誰にでもできるはずなのに、実際には多くの人がやり切れないと指摘しています。思いどおりにならない出力を何度も直し、細部を詰め、最後まで仕上げる作業には、心理的な消耗が伴うからです。非エンジニアに必要なのは、プログラミングの知識よりも、この往復を最後まで続ける経験です。
その経験を、地域でどう活かす?
何をつくれば売れるかを見極める判断は、AlphaDriveが新規事業の支援で積み重ねてきたものです。AIで最後までつくり切る経験は、自社の事業で実践してきたものです。この2つを、地域の企業や自治体の人が自分の手で使えるようにすることが、AlphaDrive REGIONの役割だと考えています。
エンジニアではない立場でAIを使ってきたからこそ、どこでつまずきやすいか、どこまでなら自分でできるかが分かります。地域に住み、同じ目線で一緒に手を動かしながら、地域の人が自分で収益進化を起こせるよう支えていきます。
11月6日(金)19時からのウェビナー「地域企業が“稼ぐ力”をAIで高める方法」では、経営者自身がAIを使いこなすための視点を、私たち自身の実践も交えてお話しします。参加は無料です。